日よう パパめし

日ようは パパがめしをつくります。というか、作りたいんです。美味しいものをつくるのが大好きで、おいしいものが東京にはあまりない。あーこれを食べにいきたいっていう店が本当にすくないので、自分でつくる。

もともとうちの母がたのおばあちゃんは小説になりそうなくらい名物ばあちゃんで、モダンでエネルギッシュな商売人だった。戦後すぐに警察署長に自家製のどぶろくを飲ませて仲良くなり、商売の許可をもらい、院内という山のおくのおくの本当に道が切れる橋のたもとに、清水寺のような柱をくんで旅館をつくった。向かいに製材所をつくり、職人を旅館に泊めるという、東急のような商法でがんがんやっていた。子供の教育のためにカトリックの日曜学校にやったりしてモダンな考えも持っていた。徹底した倹約家で電話は受信のみにして発信は向かいの公衆電話にかけに行く徹底ぶり。料理の腕は絶品で、どぶろくはもちろんのこと秘密の場所で大量に取ってくる山菜、川魚の煮つけ、土釜と井戸水で炊いたご飯、しおけごはん(鳥のまぜごはん)本当に美味しかった~。ちなみに五右衛門ブロとメンテンスフリーの超長いポッちゃんトイレは子供の僕は相当こわかった。閉店したときに土地代を聞いたらなんと月額1,000円。やりてや~。

そういや、ぼくの経営センスはおばあちゃん譲りかな?道昭!借金はやれるだけしろ!返さなくていいから!なんてアドバイスをくれた事もある。亡くなった時にはいつのまにか貸家を3軒経営してたという伝説の院内のばあちゃんでした。

その院内のばあちゃんの娘がぼくの母ですから、料理は上手。その息子ですから料理は上手なんですよ。

今日のカレーは、野菜を切って炒めずにあご出汁とリンゴジュースで煮込んで、レモンで味を調えた30分メニューですが、器に盛ってからガラムマサラをかけるのがポイント!かおりたつ絶品カレー美味しかったです。

こどもも日ようパパめし大好きです

さて、明日から仕事!きょうはゆっくり休みます。休み明けに体調不良なんて社会人にあるまじき事、っていうのがぼくの持論です。