歯の治療において 最も重要なこと
笹尾歯科医院・ササオインプラントセンター
院長 笹尾 道昭
略歴
歯学博士・日本大学歯学部講師・
インプラント再建歯学研究会専任理事
オーストリア大学咬合学マスターコース
日本歯周病学会・日本顎咬合学会・日本口腔疼痛学会・日本歯科理工学会
ピエールフォシャールアカデミー 国際歯学会 日本部会
大いなる疑問
なぜ虫歯になるのだろう
なぜ歯周病になるのだろう
その疑問にこたえてくくれたのが
オーストリア咬合学です
歯科治療に大事な4つの項目
1,歯ぎしり くいしばり
2.咬み合わせ
3,材料
4,歯周病
夜間のはぎしり・くいしばりは
ストレスを改善するための行為
歯はどんな器官でしょう?食事をする。という基本的な機能に加えて会話をし意思伝達をする。そして夜間にはくいしばったり、ぎりぎりとすり合わせてストレスを改善しています。
これは、夜間のはぎしり・くいしばりの回数の多い日は唾液中のストレスマーカーの増加やマウスを使っての実験でも実証されています。
歯ぎしりはストレスを発散する
会話をすることは、脳に多くの負荷をかけています。会話こそがホモサピエンスだけが生き残るカギだったのです。
そして、はぎしり・くいしばりをすることでストレスを解消するように進化していったのです。
ほとんどの人は夜間に音のしないはぎしり・くいしばりをしています
はぎしりはストレスを解消する重要な行為なわけですから無意識に全員夜間の歯ぎしりを行っています。歯の数と寿命の相関があるのもこのためです。
歯が19本以下の人が20本以上ある人より1.85倍も認知症になりやすいとの報告もあります。(Psychomatic Medicine,2012)
バランスの悪いはぎしり・くいしばりが歯を壊します
体重の 3 倍もの力が歯に加わります。歯が傾いたり,ひびが入って虫歯になったり,金属が取れたり,楔状欠損,知覚過敏,歯周病の悪化,緊張型頭痛などの原因となります。
はぎしりは両刃の剣
ストレスを改善する夜間のはぎしり・くいしばりは身体にとって良い事。
その一方で歯を壊す原因にもなっているのです。
歯の治療・欠損の治療とともに夜間のはぎしり・くいしばりの改善が重要
なぜ、その歯を失ったのか?なぜその歯だけ歯周病になったのか?
その原因が夜間のはぎしり・くいしばりであることは明確。
どんないい材料をつかってもどんないいインプラントや入れ歯をしても原因となる不正な夜間のはぎしり・くいしばりを改善していなけばふたたび欠損となる。
オーストリア咬合学
笹尾歯科医院ではスラバチェック教授に師事し、この素晴らしいオーストリア咬合学を実践し多くの成果をあげています。
夜間のはぎしり・くいしばりさえ改善ずれば 欠損が多く歯周病で長く悩んでいる患者さんも快適に噛む生活が送れる可能性があります。
咀嚼力の低下は糖尿病をはじめとした成人病にかかりやすくなります。
認知症予防にもなるのです。