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成長・発達期における不正咬合の早期治療健全な歯列の育成を目指すオーバーレイを用いた小児歯科矯正治療 セミナーを受講してきました

成長・発達期における不正咬合の早期治療健全な歯列の育成を目指すオーバーレイを用いた小児歯科矯正治療

本セミナーは笹尾歯科医院のライフワークでもあるオーストリア咬合学に基ずく不正咬合治療でした。発育成長における不正咬合の発生機序を定義し、その理論に基ずく科学的な治療法で大変勉強になり有効であると確信しました。

 機能的咬合育成とは、ホモサピエンスが抱える不正咬合の要因を根本から理解し、健全な機能と形態を獲得することを目指す小児期の咬合誘導治療である。小児期からの不正な機能、形態の発現を診断し、その定着をいかに防ぐことができれば不正咬合の予防・抑制につながり、子どもの生涯にわたる健全な口腔機能の獲得を得ることができると考える。歯列弓の拡大をしたけどうまくいかない、可撤式の協力が得られない、などの悩みから生まれたオーバーレイ(機能的な形態を付与した乳臼歯に装着するクラウン)は不正咬合の根本原因にアプローチした治療方法である。

第1日目:成長発育期の予防的咬合治療の概念
 日程 2020年11月14日(土) 10:00~17:00
 内容 ホモサピエンスにおける進化的背景からみる不正咬合の問題点
    ホモサピエンスにおける不正咬合の成因
    咬合の発達からみる咬合のルールと歯の機能
    成長期の咬合発育と智歯の考え方
第2日目:成長発育期の予防的咬合治療の措置
 日程 2020年11月15日(日) 9:00~16:00
 内容 Ⅲ級不正咬合症例の咬合育成
    Ⅱ級不正咬合症例の咬合育成
    垂直的高径と咬合平面のコントロールのための補綴的手法
    顎機能障害症例の咬合育成
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